何故経済は止まってるのに、株は上がっているのか。銘柄紹介#1

皆さんこんにちは、「Breakouts!」幹事長の池田です。

最近米国株について調べていますので拙いですが、その経過報告の一環として記事にしてみようという試みです。今回もまた例の如く太文字だけ読んでくださればありがたいです。

次第

1、コロナショック~パンデミック~

2、なぜ株高になるのか、~安いからとりあえず買い??~

3、なぜ株高になるのか、~お金じゃぶじゃぶ諭吉風呂~

4、なぜ今米国市場なのか。

5、注目した銘柄

6、まとめ

コロナショック

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引用元リンク

世界中で流行したコロナウイルス感染症は金融市場全体に大きな打撃を与えました。株式・為替・金・仮想通貨・不動産、、、など多くの分野から資金が撤退していきました。金や仮想通貨は完全に戻っていますが。

安いから買い?

今年2月末、コロナショックで株式市場全体が低迷しましたが、6月1日現在は半値以上戻しております。下のチャートはアメリカの代表的な企業500社の株価の平均を算出した指数です。

引用元☞https://jp.tradingview.com/symbols/SPX/

この背景には、コロナショックで相場から退場した人々に代わって、それまで株をやったことない人たちが「安いうちに買えば勝てるのでは??」と考えて投資を始めるブームが起き、楽天証券では新規口座開設数が史上最多の10万件になったほどで、要するに

新しいお金が参入し続けて相場を押し上げている。

といった状態です。

諭吉風呂

急に低俗なタイトルになってすみません、反省してません。

また、株式市場を押し上げる要因となっているのは、各国中央銀行の金融緩和政策です。

金融緩和という言葉をご存じでしょうか?ニュースでしばしば聞くことがあってもよく分からないという人が多い印象です。金融緩和には主に二種類のものが存在し、(1)QE(2)金利引き下げ

(1)量的緩和(QE=Quantitative Easing)

量的緩和は、貨幣の流通量を増やすことによって、お金を循環させて景気をよくするという方法で、要するに、

いっぱいお金刷るからみんな使ってね!

ということです。なおその金銭はほぼ金融市場に向かっているため実体経済すなわち普段の生活は裕福になっていませんが。

(2)金利引き下げ

政策金利の引き下げは、お金の貸し借りをする際の利子が安くなることを意味します。世界中の多くの企業が銀行からお金を借りて営業しており、その金利が下がることは返済の負担が減ることになり、積極的な事業拡大をしやすくなります。現在はアメリカが0金利であったり日本やスイスがマイナス金利です。要するに、

銀行はお金貸さないと潰れるよ

という圧力をかけているのです。

その結果、景気回復を期待した投資家による株式の購入が進み株高になっているということです。

【投資詐欺注意勧告】あなたの家族を守ってください。

従来の銀行業は顧客の預金を預かりそこに利息が付くことで利益を上げていましたが、現在は金利が低すぎて収益状況が悪化したため、悪質な金融商品を顧客に売りつけるような風潮まで出てきました。

*下のリンクは脳梗塞の高齢者に投資信託を押し売りして3千万円損失を出させた事件の記事です。ひどすぎて言葉を失いますが、証券マンはコロナウイルスが去っても絶対に三密を避けないといけないですね。

引用元☞https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_mixi201807_post-12998/

なぜ米国なのか。

現状の株式市場はやや堅調と言えども、コロナショックの第二波などの到来を考えると不安で身動きがとりづらいかもしれません。しかしながら、コロナショック明けのことを考えて長期的に投資していくのはどうでしょうか。

リーマンショックやチャイナショックなど数々の危機を乗り越えて上昇し続けてきたアメリカの株式をお勧めします。世界経済の危機が来ると、一度アメリカを含むすべての国の株価指数が低迷しますが、「投資効率が一番マシな国」に資金が集中するというロジックがあるからです。

日本史を知っている方に向けて例えを言うなら、恐慌が来るたびに四大財閥が倒産した会社の事業を吸収して肥大化するといった感じで、よりグローバル化した2020年現在の経済ではアメリカに世界中の資金が向かってかえってアメリカ一強の傾向が強まっていくと私は考えています。

そこでコロナショックからのいち早い立ち直りが期待できる、日常生活で常に消費し続ける”消費財”に目を付けました。

注目した銘柄

今回注目したのは、、、

㈱コカ・コーラ

皆さんはコカ・コーラを飲んだことはありますでしょうか?恐らく日本人のみならず世界中の多くの人がコカ・コーラを飲んだことがあるかと思います。また、㈱コカ・コーラはコーラ以外にも炭酸飲料・コーヒー・お茶・スポーツドリンクなど様々な種類の飲料を取り扱っています。大学生が大好きな檸檬堂もコカ・コーラですね(笑)

コカ・コーラ社の製品開発「檸檬堂」篇]コカ・コーラ社から、レモン ...

引用元☞https://www.cocacola.co.jp/stories/backstory_lemondo

~今後の見通し~

直近のコカ・コーラのチャートを見てみましょう。

チャート画像

引用元☞https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/KO

コロナショックを受けて他の企業と同様に非常に安い値段をつけていますが、飲料販売が中心となっているコカ・コーラは、その長い歴史で作り上げてきたブランド力も相まって収益の回復が早いと予測しています。

現状はやはりマクドナルドなどのフードサービスへの供給量が減っていることで不調ですが、その点だけ復活すれば回復基調に乗るのではないかと考えています。

米国株の成長に期待しての投資ですから、短期的な下落が来たら狼狽売りをせず落ち着いて買い増し、上昇した場合は資金力があればホールド出来れば利益があげられるかといます。そのため、出来れば口座残高に3分の1以上は残しておきましょう💦

長期投資の参考になれば幸いです。

まとめ

本日は比較的長い記事となりましたが、最後まで読んでくださいましてありがとうございます。これから米国株投資について記事を投稿していきますのでブログのチェックをよろしくお願いします。

4件のコメント

  1. こんばんは。BreakOuts!OBの者です。非常によくまとまっていると思います。以下の2点だけ捕捉をさせて頂きます。
    米国が「投資効率が一番マシな国」とありましたが、不況下でも米国に資金が集まりやすい理由は、「ハイテクセクターの株式指数に占める割合が、他国と比較して相対的に高い」点が影響しています。
    例えば、S&P500種指数はAMZNやMSFTといった情報技術セクターが最多の23.2%を占めています。約4分の1です。
    一般的に情報技術セクターは、景気回復の兆しが見られると上昇に転じる、いわゆる景気敏感株です。戻りが早い情報技術セクターが構成比率の高さから指数全体を押し上げるので、さも米国経済がいち早く回復したかのように見え、資金が集まりやすくなるのです。
    次にコカ・コーラについてですが、株価変動率の標準偏差が小さく、二番底が警戒されるマーケットでも、堅調な株価推移が期待出来る点も、おすすめポイントとして上げても良いと思います。(S&P社の低ボラティリティ指数構成銘柄の1つです。)
    最後になりますが、また米国株について書かれるのを楽しみにしていますので、これからも頑張って下さい!

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